看保連より協力依頼がありました「看護ケア技術の体系化に関する調査」について、本会会員の皆様に呼びかけ、募集いたしましたところ、計16件の看護ケア技術が提案されました。この16件に関して、本会の技術研究成果検討委員会メンバーにより、ケアの専門性やエビデンスの集積状況等7つの評価項目を定めて検討させていただきました。看保連の依頼は、上限5つの看護ケア技術ということでしたので、上位5つの看護ケア技術を回答・提案することに決め、8月31日までに看保連へ回答を致しました。
それらは、1.背面開放座位、2.温罨法ケア、3.患者のセルフケア能力を高める支援(SCAQを活用したセルフケア支援)、4.回復期脳血管障害患者への手浴ケア、5.モーニングケア、です。この他にもよいケア技術が多く寄せられましたが、残念ながらエビデンスの集積がもう少しのように思います。今回提案してくださった会員の皆様には、お礼を申し上げますとともに、是非ともエビデンスの集積をめざし研究活動に邁進していただければと思います。
本会が提案した5つの看護ケア技術を合わせ、合計171項目が加盟学会等から提案されたと看保連より報告がございました。提案された看護ケア技術の分析は続くようでございます。本会も質の高い看護技術が診療報酬算定されるよう、引き続き取り組んでまいりたいと考えます。会員のみなさまのご協力をどうぞよろしくお願い致します。
技術研究成果検討委員会委員長 西田直子
同委員、看保連委員 水戸優子