技術研究成果検討委員会

本委員会では、看護技術に関する現段階までの研究成果を整理し、評価・検討することを目的としています。

委員長 【技術成果検討チーム代表】
西田 直子(京都先端科学大学)
副委員長 【診療報酬化・看保連チーム代表】(看保連 社員)
 本庄恵子(日本赤十字看護大学)
委員

【技術成果検討チーム】
(会員)  大久保 暢子(聖路加国際看護大学大学院看護研究科)
 栗田 愛(人間環境大学看護学部)
 加藤木 真史(神奈川県立保健福祉大学)
 河合 桃代(帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科)
【診療報酬化・看保連チーム担当】
(理事)
 水戸 優子(神奈川県立保健福祉大学)
(会員)
 野月 千春(独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)東京新宿メディカルセンター)
 蟻田 富士子(東京都リハビリテーション病院)
 本舘 教子(聖マリアンナ医科大学病院)


日本看護技術学会技術研究成果検討委員会規程

 ◆日本看護技術学会技術研究成果検討委員会規程

令和2年度(2020年度) 技術研究成果検討委員会活動報告

班名 活動計画(R2) R2年度活動実績

浣腸(GE)
栗田愛(人間環境大学)
計7名

1.安全な摘便、浣腸の実施にむけての検討
 GEを安全に実施するための看護実践モデルの作成について学術論文にまとめ、投稿する。
2.GEのQ&Aの内容検討
 Q&A全面改訂とミニ冊子の作成の検討。
3.全国キャラバン研修会(オンライン)の企画と開催。
4.浣腸、摘便の関連学会における交流セッションの開催(Web開催)。

1.安全な摘便、浣腸の実施に向けての検討
安全な摘便、浣腸の実施に向けて、文献によるデータの集積と分析を行った。また、グループで取り組んだ研究成果を学術論文へ投稿中である。
2.グリセリン浣腸Q&Aの改定
「グリセリン浣腸Q&A」を改定し、Ver.1.0を作成した。
3.全国キャラバン研修会の実施
第4回全国キャラバン研修会part3を温罨法班と共同で開催し、安全なグリセリン浣腸の実施に向けて、知識の普及や参加者との意見交換を行った。
4.浣腸・摘便の関連学会における交流セッションの開催
浣腸や摘便に関連する他学会学術集会において交流セッションを開催し、グリセリン浣腸の有害事象に関する知識の普及と、在宅看護学領域の教育研究者、臨床家と意見交換を行った。

移動動作評価
西田直子(京都先端科学大学)
計8名

1.知識や技術の普及
成果検討委員会が企画するキャラバン隊の活動として、移動動作評価班で「安全で安楽な用具を用いた移動動作技術研修会」
(PartⅠ:用具を用いた移動動作技術の目的と方法(11月)、PartⅡ:用具を用いた移動技術の根拠・評価・普及(12月)」を企画し、Zoomを活用して、講義、演習、グループワークを半日単位で2日間を企画する。
2.移動動作班のQ&Aの見直しと動画の編集しなおしと動画のHPからの配信について継続掲載する。
3.学会への論文投稿
看護基礎教育における移動技術教育に関するインタビュー調査の報告をまとめる。
昨年度2発表した看護基礎教育における移動技術教育に関する調査について投稿する。
4.Zoomによる会議を月1回ぐらい行う。看護基礎教育における移動技術教育に関するインタビュー調査の報告をまとめる。昨年度2発表した看護基礎教育における移動技術教育に関する調査について投稿する。

1.知識や技術の普及
成果検討委員会が企画する第3回全国キャラバン研修会を企画し、移動動作評価班で「安全で安楽な用具を用いた移動動作技術研修会」(PartⅠ:用具を用いた移動動作技術の目的と方法(11月22日)、PartⅡ:用具を用いた移動技術の根拠・評価・普及(12月19日)」を、Zoomを活用して、講義、演習、グループワークを半日単位で2日間を実施した。
2.移動動作班のQ&Aの見直しと動画の編集しなおしと動画のHPからの配信について継続掲載した。
3.学会への論文投稿
看護基礎教育における移動技術教育に関するインタビュー調査の報告をまとめ、関係学会誌に投稿した。
4.Zoomによる会議を月1回(8月、9月、10月、11月、12月、2月)に実施した。第3回全国キャラバン研修会の打ち合わせ、準備会議、反省会、看護基礎教育における移動技術教育に関する研究に関して検討した。

ポジションニング
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計5名

1.COVID-19環境下で行うポジショニング技術の検討(動画など配信検討)
 重症者、中等症者、軽症者(技術学会HP:腹臥位、背面開放座位)
2.起きる療法を含めた背面開放座位に関するエビデンスの追求とジェネリストナースに対する教育プログラムの作成を行う。
3.「スライディングシートを用いたポジショニング技術における上方移動時の被介助者負担の検討」の研究計画書を完成させ研究倫理審査委員会で承認を得る(COVID-19後にデータの収集が出来るように準備)。

1.COVID-19環境下で行うポジショニング技術の検討:
①市民向け「うつ伏せのススメ」のエビデンスに基づくチラシを日本語版、英語版を作成し、学会HP, FB、ポジショニング班FBに公開した。
②腹臥位の技術手順の動画を作成し、学会HP,FB, ポジショニング班FBに公開した。
③第4回全国キャラバン研修会
Part1,Part2を気持ちよさ班の共催で開催した。
④腹臥位のQ&A冊子を作成し、e-bookの作成と学会HP,ポジショニングFBに公開した。
⑤普及を目的に、日本ニューロサイエンス看護学会第8回学術集会のコロナ関連のテーマで本学会ポジショニング班としてQ&A冊子、動画、フライヤーの説明を行った。
2.背面開放座位のジェネリストナースに対する教育プログラムの作成
 背面開放座位実施経験のある看護師からのインタビュー調査及び文献検討を実施し、RNのための教育プログラムを作成し完成した。
3.「スライディングシートを用いたポジショニング技術における上方移動時の被介助者負担の検討」の研究計画書
計画書は完成し、倫理審査委員会に申請したが、介入研究が実施できないということから倫理委員会の中で保留になっている。

気持ちよさをもたらす看護ケア
河合桃代(帝京平成大学)
計12名

1.2020年度キャラバン研修会について、企画・運営を担い、2回シリーズ予定である。テーマは、気持ちよさをもたらす看護ケアの中でも、できるだけ入浴に近づけた心地よさを体感でき、自然の回復過程を整える「熱布バックケア」と腹臥位を組み合わせた「ワンセットケア」を取り上げる。
【1回目】シリーズ1 「一緒にエビデンスつくりませんか?「熱布バックケア」と腹臥位を組み合わせた「ワンセットケア」―気持ちがいいとはわかっているけど、どうやってやるの?」90分 zoom
【2回目】シリーズ2「ワンセットケア:腹臥位で「熱布バックケア」を実施してみて-実践を語り合おう!」 90分 zoom
2.気持ちよさをもたらす看護ケアのQ&AVer.1(案)の作成
2回シリーズのキャラバン隊の参加者の意見を参考にして、気持ちよさをもたらす看護ケアのQ&A冊子Ver.1(案)を検討後、完成させる。

1.全国キャラバン研修会の実施
第4回全国キャラバン研修会part1(120分)とpart2(90分)をポジショニング班と共催で開催した。内容は左記のとおりで、参加者との意見交換も活発にできた。
2.気持ちよさをもたらす看護ケアのQ&A冊子Ver.1(案)の検討は、文献検討が途中である。

温罨法
加藤木真史(神奈川県立保健福祉大学)
計19名

1.排便状態のアセスメントに関する検討
1)開発した排便記録用紙の臨床導入と評価を目的とした研究「新たな排便排尿記録用紙の導入と評価」を実施する。
2)日本看護技術学会研究助成(平成30年度)を受けた「排便パターン分類の臨床での使用可能性と妥当性」の研究成果を論文にまとめ投稿する。
2.便秘症状緩和のための温罨法Q&A改訂
Q&A Ver.3(2016年公開)について、文献の追加検索と内容を検討し、Ver.4を作成する。
3.その他
1)2020年度全国キャラバン研修会のZoom開催について企画・実施する。
2)排便困難に対する温罨法の有用性について、未検討の課題とその解明について検討する

1.排便状態のアセスメントに関する検討
1)データ集計、看護師を対象としたグループインタビューを実施した。
2)データ分析を進め、論文にまとめた。
2.便秘症状緩和のための温罨法Q&A改訂
1)「排便状態のアセスメント」「温罨法実施前後の観察」に関する新たな問いを加え、温罨法の安全性に関する内容を加筆したVer.4を作成し、2021年2月に本会ウェブサイト上で公開した。
s 3.その他
1)第4回キャラバン研修会を企画・運営した。2021年2月13日(土)に担当した「エビデンスに基づく排泄援助の技」には25名の参加があった。
2)「ビニール袋に入れた熱布による温罨法(丸山式)」の方法を紹介する動画を作成した。

平成31(令和1)年度(2019年度) 技術研究成果検討委員会活動報告

班名 活動計画(H31) H31年度活動実績

浣腸(GE)
武田利明
(岩手県立大学)
計4名

1.学術集会での交流集会の開催
グリセリン浣腸の実施状況や有害事象(文献)などについて紹介しより安全な実施方法について理解を深める。
2.知識や技術の普及活動
学会HPに掲載されている『グリセリン浣腸Q&A』の一層の充実
3.実証研究の取り組み
実験動物を用いた基礎研究を実施することにより臨床での疑問点などを明らかにする。
4.実証研究の取り組み
交流集会で得られたグリセリン浣腸に関する疑問や質問事項などについて、研究を実施し、得られた結果については『グリセリン浣腸Q&A』に追加する。

1.安全な摘便、浣腸の実施に向けての検討
GE・摘便の実施に至るまでのアセスメント、判断プロセスについて、訪問看護師の事例データに基づき検討した。
2.GEのQ&Aの内容の見直し、更新。
3.第18回学術集会交流セッションの企画
「安全なグリセリン浣腸の実施に至るまでの試行プロセスについて考える」と題して開催した。40名が参加した。「とても満足」「実践に 役立つと思う」という意見が多かった。
4.キャラバン隊「排泄ケア」研修に企画運営
2020年1月25日に温罨法班と合同で実施した。

移動動作評価
西田直子(京都先端科学大学)
計8名

1.学術集会での交流セッションの開催 班の検討会として、5月に第18回交流セッションの企画の打ち合わせ会議を行い、抄録について検討する。8月看護基礎教育における移動技術教育に関するインタビュー調査の報告をまとめて、運営方法について検討する。9月第18回学術集会の交流セッションを実施する。
2.知識や技術の普及
成果検討委員会が企画するキャラバン隊の活動を企画する。対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法を示したビデオ映像をホームページに継続掲載した。
3.学会発表について
9月の日本看護技術学会第18回学術集会に発表する。

1.学術集会での交流セッションの開催
班の検討会として、4月27日に第18回交流セッションの企画の打ち合わせ会議を行い、抄録について検討した。8月24日に看護基礎教育における移動技術教育に関する実態調査の報告と班員の4つの大学にける移動技術教育の時期、時間数、教育内容、教育方法について情報交換を行い、交流セッションの進め方を検討した。9月第18回学術集会の交流セッションにおいて「基礎看護教育における用具を活用した移動・移乗動作の教育方法の実際」を40名の参加で実施した。
2.知識や技術の普及
対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法を示したビデオ映像をホームページに継続掲載した。
3.学会発表について
8月第59回日本社会医学会総会、9月日本看護技術学会第18回学術集会、11月看護人間工学第1回学術集会に発表した。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

1.背面開放座位に関する複数医療施設との共同研究の継続と公表
2.背面開放座位Q&Aの配布による普及の促進
3.「スライディングシートを用いたポジショニング技術における上方移動時の被介助者負担の検討」の研究を開始するための計画書の作成
4.セミナー開催によるポジショニング班の成果の普及の促進

1.背面開放座位のエビデンス追求のためのデータ収集を行い、分析を行った。これは診療報酬の申請(起きる療法}にも関連していることから、日本脳神経看護研究学会との合同で進め、学会発表を行った。
2.冊子 背面開放座位Q&Aの配布を全国的に積極的に行った。
3.「スライディングシートを用いたポジショニング技術における上方移動時の被介助者負担の検討」の研究計画書を仕上げ、倫理審査委員会への申請、次年度の研究実施に対する準備を完了した。
4.他学会依頼のセミナー「拘縮のある人の動くを支える看護ケア」のセミナー内容の検討と実施を行った。

気持ちよさをもたらす看護ケア
縄秀志(聖路加国際大学)
計13名

1.第18回学術集会での交流セッションの開催
2.Q&Aの検討

1.気持ちよさをもたらす看護ケアのQ&A冊子の項目立てを検討し、各分担者が文献レビューを開始した。
2.気持ちよさをもたらす看護ケアとして、熱布バックケアを中堅看護師研修(健和会)で実施し、成果をまとめた。

温罨法
加藤木真史(神奈川県立保健福祉大学)
計18名

1.排便状態のアセスメントに関する検討
1)排便状態をアセスメントするためのフローチャートVer.4と排便記録用紙の作成プロセスを記述した論文を投稿する。
2)フローチャートVer.4と臨床看護師による排便アセスメントとを比較し、フローチャートが見落としている判断基準がないかを検討した成果を学術集会で発表する。
2.全国キャラバン研修会の実施

1.排便状態のアセスメントに関する検討
1)論文「フローチャートを用いた排便パターンの分類精度の評価-模擬排便記録を用いた調査から-」が、日本看護技術学会誌に受理された(2020年4月掲載予定)。
2)第18回日本看護技術学会学術集会(福井)で「排便パターン分類フローチャートの臨床事例への適用-看護師による判断との比較-」を発表した。
3)排便記録用紙とフローチャートの臨床導入と評価に関する研究計画書を作成した。
2.全国キャラバン研修会の実施
2020年1月25日(土)に浣腸班と合同での研修会を開催し、参加者47名から高い評価を得た。

平成30年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H30年度) H30年度活動実績

浣腸(GE)
武田利明(岩手県立大学)
計4名

1.学術集会での交流集会の開催
 グリセリン浣腸の実施状況や有害事象(文献)などについて紹介しより安全な実施方法について理解を深める。
2.知識や技術の普及活動
 学会HPに掲載されている『グリセリン浣腸Q&A』の一層の充実
3.実証研究の取り組み
 実験動物を用いた基礎研究を実施することにより臨床での疑問点などを明らかにする。

1.学術集会で交流セッションを開催し30名程度の参加が得られた。
2.2017年度からの1年間の新たなGE有害事象症例についての報告を行った。看護師がGEの実施にかかわった際の手技について症例報告の中で言及されるようになり、実施状況の実態が明らかになりつつある。
3.在宅訪問看護場面におけるGEと摘便の実施について、具体的観察聞き取り事例をもとに安全な実施のためのアセスメントについて報告し、意見交換を行った。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.学術集会での交流セッションの開催
 対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法について検討する。
2.知識や技術の普及
 対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法を示したビデオ映像をホームページに掲載する。
3.看護基礎教育に携わる者への移動動作教育に関する調査を実施する。

1.学術集会での交流セッションの開催
 班の検討会として、4月29日に交流セッションの企画の打ち合わせ会議を行い、8月12日に内容の確認を行った。対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法について検討した。
2.知識や技術の普及
 対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法を示したビデオ映像をホームページに掲載した。
3.看護基礎教育に携わる者への移動動作教育に関する調査を実施した。
 学術大会の交流セッションと平成31年1月26日に京都学園大学で行ったキャラバン隊の活動に午前の活動報告と午後の移動動作の演習を行った。

ポジションニング
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計5名

1.平成30年診療報酬・介護報酬同時改定に申請した「背面開放座位療法」の結果を参考に、平成32年診療報酬改定に向けた具体的な申請計画を立てる。
2.背面開放座位Q&Aハンドブックのバージョンアップを行い、セミナーや学会での交流セッションを開催して、会員への普及活動を行う。
3.背面開放座位に対する長期的効果、費用対効果の研究結果を、会員を対象に学会で発表する。
4.背面開放座位以外のポジション技術の研究メンバーを募集し、人の姿勢をケアする班として、交流セッションを開催し、ポジション技術の普及活動を行う。

1.平成32年診療報酬改定に向けて、日本看護協会との会議を行い、また診療報酬会に向けての「起きる療法」研修会を複数回行い、平成31年1月31日に看保連に「要望書」を提出した。
2.背面開放座位Q&Aを用いて、移動動作評価班と合同でジェネラルナースの技術力を高めよう!第1回全国キャラバン隊を京都で開催した。
3.背面開放座位の研究結果を分析し、要望書の中にも盛り込んだ。
4.腹臥位、動く技術を専門としている研究者がメンバーに加わり、第17回学術集会(青森)にて背面開放座位とともに交流セッションを開催した。

気持ちよさをもたらす看護ケア
縄秀志(聖路加国際大学)
計6名

1.第16回学術集会での交流セッションの開催
2.Q&Aの検討

1.今までの研究成果を基に、気持ちよさをもたらす看護ケアの成果として、患者の反応のデータを記録するケア実施評価表を作成し、実用性について検討し、修正し、データ収集を継続中である。
2.気持ちよさをもたらすケアに対する看護師の認識の全国調査のデータ分析を継続中である。
3.Q&Aではなく、研究成果を基に臨床に役立つ気持ちよさをもたらすケアについての冊子の制作を検討し始めた。

温罨法
菱沼典子(三重県立看護大学)
副,加藤木真史(聖路加国際大学)
計15名

1.排便状態のアセスメントツールを完成させ、Q&Aのバージョンアップをはかる。
2.排便困難に対する温罨法の有用性について、未検討の課題の解明に取り組む。

1.排便状態のアセスメントツール・排便記録用紙の1)臨床での使用可能性、2)分類結果の妥当性を検討する目的で、患者・看護師を対象とした研究を実施した。現在、データ収集を終え、分析に取り組んでいるところである。
2.2019年度全国キャラバン隊の研修会開催にむけて、内容・方法などについて検討し、浣腸班とも合同会議を開催した。

平成29年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H29年度) H29年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.学術集会での交流集会の開催
 グリセリン浣腸の実施状況や有害事象(文献)などについて紹介しより安全な実施方法について理解を深める。
2.知識や技術の普及活動
 学会HPに掲載されている『グリセリン浣腸Q&A』の一層の充実
3.実証研究の取り組み
 実験動物を用いた基礎研究を実施することにより臨床での疑問点などを明らかにする。

1.学術集会での交流集会の開催
 H28とH29に論文として報告されたGEによる有害事象の特徴について報告した。また、在宅でのGEについて参加観察で得られた知見に基づき、『看護師がGEと摘便に至るまでのアセスメント』について議論するとともに、摘便の技術について共有した。
2.知識や技術の普及活動
 学会HPに掲載されている『グリセリン浣腸Q&A』に新たな文献を追加した。
3.実証研究の取り組み
 実験動物での検討課題はなかったことから実施していない。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.学術集会での交流セッションの開催
 対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法について検討する。
2.知識や技術の普及
 対象者の状況に応じた移動動作、移乗動作の方法を示したビデオ映像をホームページに掲載する。
3.看護基礎教育に携わる者への移動動作教育に関する調査を実施する。

1.学術集会での交流セッションの開催
 「用具を使って楽に移乗介助を!Q&A」を試作し、交流セッションにて発表し、会場参加者と意見交換を行った。そのアンケート調査を行って分析し、Q&Aの洗練に活かす。
2.移動動作のビデオ映像を完成し、現在YouTubeにて公開を開始した。近日中に本会HPとリンクを行う予定である。
3.看護基礎教育者への移動動作教育に関する調査は現在継続的に進めている。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

1.平成30年診療報酬・介護報酬同時改定に「背面開放座位療法」を申請するために、研究結果のまとめを行い、申請書の作成を行い、提出する。
2.背面開放座位Q&Aハンドブックを使い、セミナーや学会での交流セッションを開催して、会員への普及活動、意見交換を行う。
3.背面開放座位に対する費用対効果の研究結果を、会員を対象に学会で発表する。

1.平成30年診療報酬・介護報酬同時改定では、第一次審査は通過したが、最終的には「医学的な有用性が示されていない」という理由で不採択であった。看保連委員と協力し、次の対策を検討中である。
2.ハンドブックを使用し、静岡県立大学、目白大学、熊本保健科学大学などのセミナーで実技演習を行った。
3.費用対効果については現在、データ分析中である。

気持ちよさをもたらす看護ケア
縄秀志(高崎健康福祉大学)
計8名

1.第16回学術集会での交流セッションの開催
2.Q&Aの検討

1.第16回[学術集会では、気持ちよさをもたらす看護ケアに対する看護師の認識について、質問紙による全国調査結果を発表した。交流セッションの実施は、できなかった。
2.Q&Aの構成について検討を始めている。
3.健和会研究所と協力し、“バックケア”の臨床導入とケアのアウトカムとしての気持ちよさの反応をデータとして蓄積し始めた。

温罨法
菱沼典子(三重県立看護大学)
副,加藤木真史(聖路加国際大学)
計16名

1.看護師が行う排便状態のアセスメントツール(28年度中にこれを加えた温罨法のQ&Aをバージョンアップする予定)が、臨床で有効かどうかをさらに検討し、その結果を含めてさらに、バージョンアップをはかる。
2.温罨法の高齢者の皮膚への安全性の検討を加える。

1.排便パターン分類のためのフローチャートの修正の過程を、第16回学術集会で発表した。また交流集会を開催し、参加者による妥当性の検証を行い,その結果に基づき,さらなる精錬を行った。最新版のフローチャートの臨床適用可能性について,研究を計画した。
2.高齢者での実験を実施し、第16回学術集会で発表した。

平成28年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H28年度) H28年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.学術集会での交流集会の開催
第15回学術集会の交流セッションで得られた疑問や課題など、またH27年度に取りまとめた在宅でのグリセリン浣腸の実施状況の分析結果などに基づき安全なグリセリン浣腸の実施方法などについて話し合う。
2.知識や技術の普及活動
新たに報告されているグリセリン浣腸による有害事象、及び実験動物を活用した基礎研究で得られた知見を『グリセリン浣腸Q&A』に追加し、有害事象を回避するための知識やアセスメントなどについて理解できるように工夫する。
3.実証研究の取り組み
交流集会で得られたグリセリン浣腸に関する疑問や質問事項などについて、実験動物を用いた基礎研究を実施し、得られた結果については『グリセリン浣腸Q&A』に追加する。

1.学術集会での交流集会の開催
第15回の学術集会での交流セッションで、GEと摘便の併用やヒヤリ・ハットに関するWeb調査結果について報告した。結果の概要は、132名から回答がありGEと摘便の併用は90.9%であった。ヒヤリ・ハットでは、①カテーテルへの血液の付着(9.8%)、②GE液を加温しすぎた(9.1%)、③カテーテルの過挿入(3.8%)、④ストッパーの誤挿入(3.0%)、などが明らかとなった。GEと摘便の併用が予想以上に多く、粘膜損傷からのグリセリン液の吸収による有害事象(溶血や血尿)の発生が懸念される。
2.知識や技術の普及活動
新たに報告されている有害事象の特徴やグリセリン浣腸製剤のチューブの柔軟性に関する基礎研究で得られた知見などを追加し、『グリセリン浣腸Q&A』を改定した。
3.実証研究の取り組み
動物実験を用いての実証研究は実施しなかった。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.平成28年5月に移動動作評価グループ会議を行い、平成28年6月に第14回学術集会の交流セッションの評価をもとに「移動動作ガイドラインの展開例」のアセスメント、ケア評価、ポイント、フローチャートおよび動画の妥当性について検討し、第15回学術集会の交流セッションの内容と進行について協議する。必要時、DVDの再撮影を行う。
2.平成28年6月にDVD評価用調査票を完成させ、第1回目の調査を実施する。また、第15回学術集会の交流セッションの抄録に関してメール会議を行う。
3.平成28年8月に第15回学術集会の交流セッションで発表する調査結果報告の検討を行う。
4.第15回学術集会の交流セッションで「移動動作ガイドラインの展開・アルゴリズム例」のフローチャートの改訂版とDVDの評価結果を報告する予定である。

平成28年5月に移動動作評価グループ会議を行った。平成28年6月に第14回学術集会の交流セッションの評価をもとに「移動動作ガイドラインの展開例」のアセスメント、ケア評価、ポイント、フローチャートおよび動画の妥当性について検討し、第15回学術集会の交流セッションの内容と進行について協議した。
そこで、助言を受けた内容、シナリオの訂正を行い、平成28年8月にDVDの再撮影を計画した。
また、第15回学術集会の交流セッションの抄録に関してメール会議を行った。第15回学術集会の交流セッションで発表する調査結果報告を検討し、第15回学術集会の交流セッションで「移動動作ガイドラインの展開・アルゴリズム例」のフローチャートの改訂版とDVDの評価結果を報告した。
現在、フローチャートの改訂版とDVDの評価結果の修正と編集中である。
平成29年3月に日臨技医療政策企画の「病棟業務に必要な能力開発実践研修会」の講師として代表に送る予定である。

ポジション
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計5名

Ⅰ-1. 関門医療センター、聖路加国際病院、東邦大学医学部付属病院でのデータを分析し、公表(学会発表、論文投稿)する。
Ⅰ-2.研修会を行うことで、研究協力施設を増やすことが出来る。
Ⅰ-2.研究対象者数を増やし、医療費削減も含めた測定項目を設定し、研究データを収集することが出来る。
Ⅰ-3.平成30年の診療報酬・介護報酬の同時改訂についての仕組みを学び、平成30年申請の書類内容について検討することが出来る
Ⅰ-3.診療報酬の書類作成を行うため委員会メンバーや看保連との情報交換を持ち、申請内容の精錬と対策を検討する。
Ⅰ-4.背面開放座位の正しい知識と根拠、実践の普及を図るためにQ&Aハンドブックを作成し、配布及びホームページに掲載する。

1.現在、データ収集中がほぼ完了しており、分析に入っている。3月末で結果をまとめていく。
2.費用対効果を測定項目として介入研究できる施設を3施設確保した。現在、倫理審査委員会での承認を得て、定期的に会議を開催している。研究も開始し、対照群と実験群のデータ収集中である。
3.平成30年診療報酬・介護報酬同時改定への申請に際して、看護協会に技術評価提案書の1回目の提出をした。
4.背面開放座位Q&Aハンドブックを作成し、500部印刷を行った。会員や研究協力施設対象に配布し、ホームページにアップした。

セルフケア能力評価
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
計5名

1.「セルフケア能力を高める支援に関するQ&A」を洗練させ学会HPにアップする。
2.第13回学術集会交流会で活動内容について発表する。

平成26年4月19日、セルフケア能力評価グループ会議を行い、第13回学術集会の交流集会の内容と進行について協議した。「セルフケア能力を高める支援に関するQ&A」の内容について検討した。
第13回学術集会の交流集会で「セルフケア能力を高める支援における看護の技の検討 ―実践例や視聴覚教材を通して-」をテーマに参加者と意見交換を行った。「セルフケア能力を高める支援に関するQ&A」を改訂し小冊子とし、希望者に配布した。

温罨法
菱沼典子(三重県立看護大学)
副,加藤木真史(聖路加国際大学)
計15名

1.第14回学術集会の交流セッションで、Q&Aを検討し、便秘アセスメントガイドを追加して、HP上に公開する。

1.第14回学術集会の交流セッションでの「便秘症状の緩和のための温罨法Q&A Ver.2」の検討結果を踏まえ、Ver.3を作成し、本学会ホームページに、「便秘症状の緩和のための温罨法Q&A」を公開した。
https://jsnas.jp/system/data/20160613221133_ybd1i.pdf
2.排便状況のアセスメントガイドの論文公表を待って、「便秘症状の緩和のための温罨法Q&A」に追加し、Ver.4としてHP上に公開する予定であった。排便状況のパターン分類に関するアセスメントガイドは本学会誌で公表できたが、その妥当性の検討を重ねた結果、更なる改善が必須であることがわかったため、その研究に取り組んでいる途中である。また、交流集会で出された高齢者の皮膚の課題に関し、研究を開始した。

平成27年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H27年度) H27年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.学術集会での交流集会の開催
第15回学術集会の交流セッションで得られた疑問や課題など、またH27年度に取りまとめた在宅でのグリセリン浣腸の実施状況の分析結果などに基づき安全なグリセリン浣腸の実施方法などについて話し合う。
2.知識や技術の普及活動
学会HPに掲載されている『グリセリン浣腸Q&A』の一層の充実
3.実証研究の取り組み
実験動物を用いた基礎研究を実施することにより臨床での疑問点などを明らかにする。

1.学術集会での交流集会の開催
H26年度に取りまとめた在宅でのグリセリン浣腸の実施状況(岩手県内訪問看護ステーションの協力で得られた調査データ)の分析結果と在宅で潤滑剤として使用している石鹸などの刺激性に関する実験研究などについて紹介し、在宅における安全なグリセリン浣腸の実施方法などについて参加者と話し合った。
2.知識や技術の普及活動
新たに報告されているグリセリン浣腸による有害事象、及び実験動物を活用した基礎研究で得られた知見を『グリセリン浣腸Q&A』に追加し、有害事象を回避するための知識やアセスメントなどについて理解できるように記載内容を一部追加修正した。
3.実証研究の取り組み
グリセリン浣腸に関する疑問や質問事項などについて、実験動物を用いた基礎研究を実施し、得られた結果については『グリセリン浣腸Q&A』に追加した。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.文献検討
1) 過去の移動動作に関する文献について調査する。
2) 文献を整理して、より安全・安楽に移動するための看護援助の工夫について検証方法を調べる。
2.第14回で「移動動作ガイドラインの展開例」(仮)の企画・運営を行う。
3.『移動動作のガイドライン』に基づいた移動動作の介助アルゴリズムを作成する。

平成27年4月に移動動作評価グループ会議を行い、第14回学術集会の交流セッションの内容と進行について協議し、補助具を用いた12パターンの移動・移乗動作を撮影した。
6月に第14回学術集会の交流セッションの抄録に関してメール会議を行い、撮影した内容の検討を行った。
8月に撮影した画像の整理とDVDを作成し、移動・移乗動作のアルゴリズム案の作成をメール会議により意見交換し内容を検討した。
平成27年10月に第14回学術集会の交流セッションで、移動・移乗動作のガイドライン案の背景およびアルゴリズム案による補助具を使用した移乗・移動方法についてDVDを用いて報告した。90名の参加者から様々な意見が出され盛況であった。本交流セッションで報告に用いたDVDは参加者に配布した。その後、交流セッションの内容を評価し、報告文を作成した。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、左記実施内容を達成していく計画である。
Ⅰ.「背面開放座位」に関する診療報酬申請のために以下の内容を行う。
1.研究チームで効果検証の研究(特に医療費削減の効果)を進めエビデンス集積を進める。
2.研究協力施設を多く募るために、各地で背面開放座位に関する研修会を行い、臨床看護師の協力を得る。
3.平成30年の診療報酬・介護報酬改定についての仕組みを理解し、申請するための課題と対策を挙げる。関係する研修会、会議に参加すること、理事会に随時、内容を報告し精錬させていくことで、診療報酬化への実現に尽力する。
4.背面開放座位に関するQ&Aの冊子を作成し、会員への普及を図る。

活動成果として、
Ⅰ-1. 関門医療センター、聖路加国際病院、東邦大学医学部付属病院でのデータを分析し、関門医療センターのデータについて、学会発表及び論文投稿を行った。東邦大学と聖路加のデータについては、データ収集であり、継続していく方向である。
Ⅰ-2.1月23日に研修会を行い、参加者22名に知識と実技の提供を行った。参加者の内数名が研究協力者となり、背面開放座位Q&A作成に協力してくれることとなった。
また日本脳神経看護研究学会との合同会議を3回開催し、研究協力施設を増やすことが出来た。今後、これらの施設にて研究データを収集していく予定である。
Ⅰ-3.平成30年の診療報酬・介護報酬の同時改訂についての仕組みを学び、平成30年申請の書類内容や方略について学びを深めた。
Ⅰ-4. Q&A作成チームを編成し、作成のアウトラインを作成したため、それをもとに各自、準備を進めている。

気持ちよさをもたらす看護ケア
縄秀志(高崎健康福祉大学)
計8名

気持ちよさをもたらす看護ケア理論の開発を目的とした科学研究助成事業(平成25年度~平成29年度、基盤研究B)の成果を中心に、学術集会での交流セッションを企画し、気持ちよさをもたらす看護ケアのエビデンスについて学会員へ発信し、看護実践に活用できる情報を発信して行くシステムを検討する。

1.第14回学術集会交流セッションでは、気持ちよさをもたらす看護実践について看護師を対象としたグループインタビューの結果を示した。また、参加者約40名が9グループに分かれて、気持ちよさをもたらした看護実践を紹介しながら、気持ちよさをもたらす看護ケアにおける看護師の認識モデル(仮案)を作成した。
2.交流セッションに参加した約35名が、研究成果等の情報を共有するメンバーとして登録してもらうことができた。今後、情報発信するシステムについて具体的に検討する。

温罨法
菱沼典子(三重県立看護大学)
副,加藤木真史(聖路加国際大学)
計16名

「便秘症状緩和のための温罨法Q&A」を作成し、古くからある温罨法を改めて看護の技術として活用するための活動を行う。
1.「便秘症状緩和のための温罨法Q&A」のホームページでの公開
2.便秘のアセスメントガイドの検討
3.学術集会での交流セッションの開催

1.第13回学術集会の交流セッションで討議した結果を踏まえて、「便秘症状緩和のための温罨法Q&A Ver.2」を作成した。
2.看護師が温罨法の適用を判断するための、排便状況のアセスメントツールに関し、これまでの研究成果を論文にまとめることによって、本Q&Aの充実をはかった。
3.第14回学術集会で交流セッションを開催し、「便秘症状緩和のための温罨法Q&A Ver.2」を参加者と共に検討した。内容の過不足を追加・修正し、排便状況アセスメントツールの論文発表を待って追加し、ホームページで公開する予定である。

平成26年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H26年度) H26年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.昨年度実施した在宅でのGE実態調査(岩手県内訪問看護ステーションの看護師)で得られたデータを整理し、技術学会誌に投稿する。
2. 学会HP掲載の『グリセリン浣腸Q&A』をさらに充実させるために、新たに報告されているグリセリン浣腸による有害事象、及び実験動物を活用した基礎研究で得られた知見を追加し、有害事象を回避するための知識やアセスメントなどについてより理解できるように工夫する。
3. 潤滑剤として病院や在宅で使用されている各種石鹸と石鹸・50%グリセリン液の直腸粘膜への刺激性などについて実験動物を用いた基礎研究を実施する。

1.在宅でのGE実態調査については、投稿論文を作成中で投稿は来年度の予定。内容は、技術学会誌に当グループがすでに報告した病院でのGE実施状況(2006,2007)と比較検討し、在宅でのGE実施の現状や課題を明らかにする。
2.有害事象の発生頻度に関する調査データ(論文報告)について整理するとともに新たに得られた実験データも盛り込んで『グリセリン浣腸Q&A』の記載内容を加筆修正した(HP更新手続き中)。
3.GEの潤滑剤として都内の病院で使用されているシャボネットユ・ム(P-5)やビオレ、ミューズなどを選択し、50%グリセリン液+潤滑剤の直腸粘膜への刺激性について実験動物を用いた基礎研究を実施し、ビオレやミューズなどには一時的な直腸粘膜刺激性があることを示唆する知見が得られた。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.文献検討
1) 過去の移動動作に関する文献について調査する。
2) 文献を整理して、より安全・安楽に移動するための看護援助の工夫について検証方法を調べる。
2. 実態調査
過去の移動動作に関する調査をもとに内容を検討し調査したことをまとめる。移動補助用具について、文献とインターネットを用いて種類、価格、特長、対象条件などを調べ、整理する。
3. 第13回で「看護師の移動動作の実態と改善」(仮)の企画・運営を行う。
4. 『移動動作のガイドライン』を作成する。

平成26年4月29日の移動動作評価グループ会議を行い、第13回学術集会の交流セッションの内容と進行について協議し、さらに抄録に関してのメール会議を行った。
平成26年6月22日~25日オランダで開催されたNETNEP(国際看護教育学会)において、平成24年度に行った日本の移動動作の現状とガイドラインおよび教育の必要性についてポスターおよび口頭にて学会発表を行った。
平成26年8月に看護の移動・移乗介助に関する文献検討を行い、カテゴリーごとに整理した。さらに文献を絞り込み、12月~1月にかけて概念分析の手法を用いて再カテゴリー化し、全体を整理中である。
第13回学術集会の交流セッションで「移動動作ガイドラインの必要性と展開例」、改訂新・職場における腰痛予防対策指針「福祉・医療分野等における介護・看護作業」の概要説明、看護職の移動動作への意識や傾向の実態、移動動作のガイドラインの必要性および移動動作のガイドラインの一案の実演と画像を報告し、参加者は50名であった。
現在、『移動動作のガイドライン』の作成に向けて検討している。

ポジションニング
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、左記の活動目的を達成していく計画である。
Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化(昨年度からの継続)
1.「看護職が行うポジショニングの技」を臨床現場で参加観察、インタビューし、質的研究を行い、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の言語化を行い、投稿する。
2.今まで班が行ってきた文献検討、臨床研究を総括し、「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する。
Ⅱ.「背面開放座位」に関する診療報酬申請のために以下の内容を行う。1. エビデンス集積のための研究チームを募り、研究を進めていく。
2.診療報酬申請の書類作成を行うと同時に、それに関係する研修会、会議に参加すること、理事会に随時、内容を報告し精錬させていくことで、診療報酬化への実現に尽力する。

Ⅰ.「看護職が行うポジショニングの技」に関する分析を進め、言語化を行った。
現在、2論文に分けて投稿を検討しており、そのうち1論文が本学会誌に投稿中である。
Ⅱ.「背面開放座位療法」で診療報酬申請を行うために以下のことを行った。
1. 看護技術の診療報酬化のための支援をする「看保連平成26年度研究助成金」を取得した。
2. 平成26年度診療報酬改定に対して技術提案書の書類を「背面開放座位療法」で提出した。提出後、ヒヤリング、最終審査を経て、最終結果では「医学的有用性が十分でない」という理由から「脱落」となった。
3. 背面開放座位療法のエビデンス蓄積のため、3施設の急性期病院と共同研究を行い、データ収集を行った。現在、20例以上のデータが収集できている。
4. 第13回学術集会で、共同研究での結果を一般演題2演題「人工呼吸器装着中の急性期患者に対する背面開放座位の効果」、「人工呼吸器装着中の急性期患者に対する背面開放座位の安全性に対する検討」として発表した。
3月末、看保連平成26年度研究助成金成果報告書の提出、成果発表会で研究成果を公表予定である。

セルフケア能力評価
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
計5名

1.「セルフケア能力を高める支援に関するQ&A」を洗練させ学会HPにアップする。
2.第13回学術集会交流会で活動内容について発表する。

平成26年4月19日、セルフケア能力評価グループ会議を行い、第13回学術集会の交流集会の内容と進行について協議した。「セルフケア能力を高める支援に関するQ&A」の内容について検討した。
第13回学術集会の交流集会で「セルフケア能力を高める支援における看護の技の検討 ―実践例や視聴覚教材を通して-」をテーマに参加者と意見交換を行った。「セルフケア能力を高める支援に関するQ&A」を改訂し小冊子とし、希望者に配布した。

温罨法
菱沼典子(三重県立看護大学)
副,加藤木真史(聖路加国際大学)
計15名

1.本学会で発表された研究を含めて文献レビューから、温罨法のメカニズム、方法、適用、禁忌等の「温罨法Q&A(案)」を作成する。
2.第13回学術集会の交流セッションで提案し、討議する。

1.文献検討の結果、解説すべき要素に、方法、安全性、作用機序、生体反応、臨床効果があることがわかり、それらからなる「便秘症状緩和のための温罨法Q&A Ver.1」を作成した。
2.第13回学術集会の交流セッションで「便秘症状緩和のための温罨法Q&A Ver.1」の作成過程を発表、Q&Aを配布し、グループワーク形式で、参加者からの意見を募った。
3.交流セッションで得られた意見を基に、現在Ver.2の作成に入っている。(研究は菱沼が主任研究者となっている科研で実施)

平成25年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H25年度) H25年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.日本看護技術学会交流集会の企画・運営と研究成果の普及
2. 小冊子『グリセリン浣腸Q&A』の内容を学会HPで紹介するとともに、記載内容についての質問や検討課題等についても情報収集を試みる。
3. 『グリセリン浣腸Q&A』をさらに充実させるために、一昨年度から新たに報告されているグリセリン浣腸による有害事象、及び実験動物を活用した基礎的な研究で得られた知見を追加し、有害事象を回避するための知識やアセスメントなどについてより理解できるように工夫する。
4.新人看護職の卒後臨床研修内容にグリセリン浣腸が盛り込まれているか等について全国調査を実施する。

1.GEチューブの柔軟性と穿孔との関係

「グリセリン浣腸製剤のチューブの柔軟性に関する基礎研究」として、芝浦工業大学勝川拓也氏、平野嘉大、岩手県立大学米田隆志氏の協力を得て研究し、第1回看護理工学会学術集会にて発表した。その結果、PE製チューブの短い製品は反力が大きく穿孔を生じやすい可能性が高いことが明らかになった。今後は実際に有害事象を発生しているGE容器の特徴と今回の実験結果を照らし合わせると同時に、実際に看護の現場で使用する際に発生する力を計測することが必要となる。

2.在宅におけるGEの実態

岩手県内訪問看護ステーションにおいてGE実態に関するアンケート調査を実施。101名から調査用紙を回収し、現在分析中である。 実験動物での検討課題はなかったことから実施していない。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.文献検討
1)過去の移動動作に関する文献について調査する。
2)文献を整理して、より安全・安楽に移動するための看護援助の工夫について検証方法を調べる。
2. 実態調査
過去の移動動作に関する調査をもとに内容を検討し調査したことをまとめる。移動補助用具について、文献とインターネットを用いて種類、価格、特長、対象条件などを調べ、整理する。
3. 第12回で「看護師の移動動作の実態と改善」(仮)の企画・運営を行う。
4.『移動動作のガイドライン』を作成する。

平成25年6月に第12回学術集会の交流セッションの進行に関するメール会議を行った。
平成24年7~8月に200床以上の病院を対象に「看護職者による患者の車椅子移乗介助動作ガイドライン作成に向けた基礎研究」として実態調査を行い、8月に第12回学術集会の交流セッションで発表する調査の自由記述の整理を行った。 第12回学術集会の交流セッションで「看護師にとっての安全安楽な移動動作の援助の改善」を行い、50名の参加があった。内容をHPに報告した。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、上記の活動目的を達成していく計画である。
Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化(昨年度からの継続)
1.「看護職が行うポジショニングの技」を臨床現場で参加観察、インタビューし、質的研究を行い、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の言語化を行い、投稿する。
2.今まで班が行ってきた文献検討、臨床研究を総括し、「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する。
Ⅱ.「背面開放座位」に関する診療報酬申請のために以下の内容を行う。
1. エビデンス集積のための研究チームを募り、研究を進めていく。
診療報酬申請の書類作成を行うと同時に、それに関係する研修会、会議に参加すること、理事会に随時、内容を報告し精錬させていくことで、診療報酬化への実現に尽力する。

活動成果として、
Ⅰ-1. 卓越した臨床看護師のポジショニングの技について、参加観察、インタビューを行った。計19名の看護師にデータ収集、分析を終了し、現在、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の論文を作成中。
Ⅰ-2. 上記1の作業終了後、今まで班が行ってきた文献検討、臨床研究を総括し、「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する準備を行う。
Ⅱ-1.関門医療センター、東邦大学医学部付属病院にてエビデンス集積のためのデータ収集を行っている。現在、実験群10例、対照群5例を収集済み。来春には、実験群、対照群が各10例以上になる予定。

セルフケア能力評価
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
計5名

1.「セルフケア、セルフケア能力を高める看護支援のQ&A」を完成させる。
2.セルフケア能力を高める支援を広める(普及)ための活動を継続する。
1)SCAQを活用した事例検討
2)希望する施設への出張講義
3.SCAQを活用し、セルフケア能力を高める支援を実践する看護師の育成方法の検討。
4.第12回学術集会交流会で活動内容について発表する。

1.SCAQを活用した看護実践に関する事例分析を行い「セルフケア能力を高める優れた看護実践」を検討した。
2.セルフケア能力を高める看護支援に関する看護師への教育・サポート方法を検討。今年度8月までに2回、出張講義を実施。今後も出張講義を希望する病院、研究グループ等に対し実施した。
3.第12回学術集会交流会で「セルフケア能力を高める支援」についての活動の成果について発表した。
4.「セルフケア、セルフケア能力を高める看護支援のQ&A」を作成した。

痛みのエビデンス
深井喜代子(岡山大学)
計2名

1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る。
2.痛みの組織的評価方法の開発
3.開発中の鎮痛材の商品化と鎮痛効果の検証研究の推進
4.交流セッションを疼痛ケアネットワーク作りに活用する。

平成25年度はついに商品化が実現した佐知式鎮痛材(ガラスビーズ鎮痛帯®、NANKI)の体性痛への短時間(実験室内)及び長時間(自宅使用)の効果の検証実験を開始した。
また,第12回学術集会交流セッションでは,鎮痛帯®が商品化されるまでの経緯をそれにかかわった関係者(発明者、研究者、企業、経営コンサルタント)が登壇して,ケア技術開発のための社会資源活用について紹介した。また、この鎮痛帯®を広く社会に紹介するため,2014年3月,本品の出展機会(於・東京ビッグサイト)に開発研究者として参加した。年度末には末梢神経障害性の痛みのアセスメントとケア技法に関する研究を開始する予定である。

平成24年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H24年度) H24年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.日本看護技術学会交流集会の企画・運営と研究成果の普及
2.昨年度の交流集会で紹介した小冊子『グリセリン浣腸Q&A』の内容を学会HPで紹介するとともに、記載内容についての質問や検討課題等についても情報収集を試みる。
3.『グリセリン浣腸Q&A』をさらに充実させるために、これまで報告されているグリセリン浣腸による溶血や血尿、直腸穿孔などの有害事象に関する実態の概要を盛り込み、有害事象を回避するための知識やアセスメントなどについてより理解できるように工夫する。
4.臨床の場では確認できない検討課題については、実験動物を活用した基礎的な研究を積極的に取り入れ、得られたデータを交流集会で紹介する。

グリセリン浣腸による有害事象が後を絶たない状況を重く受け止め、有害事象を回避するための知識や方法についての普及活動を行っている。第6回の学術集会から継続して交流セッションを開催しており、今年度も多くの参加者との情報共有を行った。特に24年度は、グリセリン浣腸と摘便の関係から、解剖学的に安全な摘便の手技について、解剖学の専門家を交えて議論した。

また、昨年度に作成した『グリセリン浣腸Q&A』のデータの更新を行い、HPに掲載した。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.文献検討
1) 過去の移動動作に関する文献について調査する。
2) 文献を整理して、より安全・安楽に移動するための看護援助の工夫について検証方法を調べる。
2. 実態調査
過去の移動動作に関する調査をもとに内容を検討し調査する。
3.第11回で「看護師の移動動作の方法と工夫」(仮)の企画・運営を行う。
4.『移動動作のQ&A』の作成に向け、準備を行う。

平成24年7月に第11回学術集会の交流セッションの進行と移動動作に関する調査の打ち合わせ会議を行った。全国200床以上の病院を系統的標本抽出法により抽出し、看護部長に研究協力の承認を得た後、調査票を郵送し、看護職者に郵送し、回答を得た。また、8月に第11回学術集会の交流セッションで使用するDVDの撮影とシナリオの検討を行った。
平成24年9月第11回学術集会交流セッションにおいて「看護師の移動動作の援助の実際と工夫」を行い、50名の参加者とともに活発な意見交換を行った。その内容は学会誌(第12巻第1号)に報告した。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、上記の活動目的を達成していく計画である。
Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化(昨年度からの継続)
1.文献検討「看護職が行うポジショニングの定義-教科書・参考書の視点-」を明らかにしたため、それを踏まえ、看護のポジショニングとして秀でた論文を熟読し、更に看護職が行うポジショニングを分析する。
2.「看護職が行うポジショニングの技」を臨床現場で参加観察、インタビューし、質的研究を行い、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の言語化を行う
3.上記1、2により「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する準備を行う。
Ⅱ.腹臥位の効果検証を目的とした活動開始するためのメンバーの募集と研究計画を行う。
1.4月に研究グループへの参加の呼びかけを行い、会議の開催、研究デザインの話し合いを持つ。

活動成果として、以下2点を報告する。
Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化について
Ⅱ.背面開放座位の文献検討と研究データの集積について
Ⅱについては、診療報酬申請に伴い、当初、本年度予定していた「腹臥位の効果の集積」からテーマを変更しての活動となった。
Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化について
1.『看護職が行う”ポジショニング”技術の技の言語化~脳神経系疾患患者を対象としたポジショニング技術に焦点を当てて~』の研究計画書を作成し、卓越した臨床看護師のポジショニングを参加観察、インタビューを行った。 2医療施設の臨床看護師計18名からのデータが収集出来、逐語録を作成し、現在は、カテゴリー化を進めている。本研究結果は、本学会誌に投稿予定である。
2.本学会のHPを見て臨床看護師1名(本学会員)がメンバーとして次年度から加わることになった。
Ⅱ.背面開放座位の文献検討と研究データの集積について
1.診療報酬申請に伴い、「背面開放座位」に関する文献検討を行った。
2.「背面開放座位」のエビデンス集積のために新たな研究グループの募集を行った。現在、呼吸器合併症予防の視点からのデータ集積として、ICU病棟に勤務する理学療法士グループが研究協力者となった。

セルフケア能力評価
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
計5名

1.SCAQを活用した看護実践に関する事例分析を行い「セルフケア能力を高める優れた看護実践」を検討。
2.セルフケア能力を高める看護支援技術に関する教育方法を検討。
3.慢性病を持つ人のセルフケア能力を高める看護支援プログラムについて検討。
4.第11回学術集会キーセッションで活動内容について発表する。

年間5回ほど会議を開催し、「SCAQを活用したセフルケア能力を高める支援の普及(出張講義など)」「セルフケア能力を高める看護支援技術に関する教育方法に関する調査」「セルフケア・セルフケア能力、セルフケア能力を高める支援に関するQ&A」について検討した。

第12回日本看護技術学会学術集会では、交流集会で「セルフケア能力を高める看護~看護の技の新たな挑戦」として、今までの研究成果の報告とともに、グループディスカッションを行い参加者と交流を深めることができた。

痛みのエビデンス
深井喜代子(岡山大学)
計2名

1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る。
2.痛みの組織的評価方法の開発
3.開発中の鎮痛材の商品化と鎮痛効果の検証研究の推進
4.交流セッションを疼痛ケアネットワーク作りに活用する。

平成24年度は,本グループが開発中の鎮痛材本格的な商品化に乗り出した企業主に経営診断専門家を含む,痛みグループ主催による鎮痛材開発に関する会議を岡山で開催し,商品化に大きく前進した。平成24年9月学術集会交流セッションでは,これまでの研究成果の一部と,企業との連携状況を紹介した。
岡山大学病院の総合患者支援センターでの患者相談で,希望する患者によるテープ材の試用を継続している。

平成23年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H23年度) H23年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.日本看護技術学会交流集会の企画・運営と研究成果の普及
2.平成23年10月開催の技術学会において「グリセリン浣腸実施ガイドラインの作成に向けて」と題して、交流セッションを企画し、これまでの国内外のグリセリン浣腸による溶血や血尿、直腸穿孔などの有害事象に関する実態調査、有害事象を回避するための知識やアセスメントなどについて整理し、いったい、どのような方法を用いればよいのか、さらにより現実的に“やってはいけないことは何か”を明らかにし、何らかの指針を出すことができないか検討する。
3.これまでの調査研究や実証研究(基礎研究)で得られた内容を盛り込んだ“ミニガイドブック”の作製を試みる。

グリセリン浣腸による有害事象が後を絶たない状況を重く受け止め、有害事象を回避するための知識や方法についての普及活動を行っている。第6回の学術集会から継続して交流セッションを開催しており、今年度も多くの参加者との情報共有を行った。特にグリセリン浣腸の生体への作用(局所と全身)に関する確かなデータが不足しており、実験動物を活用した基礎的研究にも取り組んだ。この研究で得られた知見とこれまでの調査研究で得られた情報をコンパクトに整理し小冊子(ミニガイドブック)『グリセリン浣腸Q&A』にまとめた。この冊子は、技術学会学術集会の交流セッションで配布するとともにHPにも掲載し研究成果を実践現場に還元する。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.文献検討
1) 過去の移動動作に関する文献について調査する。
2) 文献を整理して、より安全・安楽に移動するための看護援助の工夫について検証方法を調べる。
2.第10回学術集会の交流セッションで「看護師の移動動作の方法と工夫」
(仮)の企画・運営を行う。

平成23年8月に第10回学術集会の交流セッションの進行に関する打ち合わせ会議を行った。
8月に第10回学術集会の交流セッションで使用するDVDの撮影とシナリオの検討を行った。
平成23年10月第10回学術集会交流セッションにおいて「看護師の移動動作の援助の実際と工夫」を行い、71名の参加があり、質疑応答が活発であった。その内容は学会誌(第11巻第1号)に報告した。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

1.「看護が扱うポジショニングの定義」に関する文献検討の成果を日本看護技術学会誌に投稿し、班活動の成果として掲載していく。
2.専門的看護技術としてポジショニング班の内容を秀でた文献の中から抽出し明確化する 。
3. グループでの会合を開き、「急性期から行うポジショニング班の重要性」を上記1,2の成果を踏まえてまとめる。
4.上記2,3の成果を技術学会誌に掲載し、ポジショニングの知識を臨床看護師に伝える。

1.日本看護技術学会誌(第10巻1号):「看護における「ポジショニング」の定義について―文献検討の結果から―」を掲載。

2.日本看護技術学会誌(10巻2号):「看護における「ポジショニング」の定義の検討 第2報~看護実践報告の文献検討の結果から~」を掲載。

3.『看護職が行う”ポジショニング”技術の技の言語化~脳神経系疾患患者を対象としたポジショニング技術に焦点を当てて~』の研究計画初を作成し、卓越した臨床看護師のポジショニングを参加観察、インタビューする計画を立てた。聖路加看護大学倫理審査委員会に提出、承認を得た後、2医療施設でデータを収集した。データ収集数は18名。4月以降に他1医療施設でデータ収集予定である。現在は、収集したデータの逐語録作成、カテゴリー化を進めている。

4.本学会のHPを見て臨床看護師1名(本学会員)がメンバーとして次年度から加わることになった。

5.日本看護技術学会誌に投稿予定であるポジショニングの関する報告第3報の原稿を執筆中である。

痛みのエビデンス
深井喜代子(岡山大学)
計2名

1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る。
2.痛みの組織的評価方法の開発
3.新しい疼痛ケア技術の開発
4.交流セッションを疼痛ケアネットワーク作りに活用する。

平成23年度はある種の特徴的な痛みを持つ患者の痛みを観察・アセスメントし、新式テープ材の効果を検討した。これまでの成果と今後の方針について協議するために,研究会議を計3回持った。

平成23年10月学術集会交流セッションではその成果の一部を先行紹介した。
岡山大学病院の総合患者支援センターでの患者相談で,希望する患者によるテープ材の試用と価を評価継続している。

セルフケア能力評価
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
計5名

1.SCAQを活用した看護実践に関する事例分析を行い「セルフケア能力を高める優れた看護実践」について検討。
2.セルフケア能力を高める看護支援技術に関する教育方法について共同研究を実施。
3.慢性病を持つ人のセルフケア能力を高める看護支援プログラムについて検討。
4.第10回学術集会キーセッションで「看護の技の新たな挑戦-セルフケア能力を高める技-」について発表する。

年間4回ほど会議を開催し、「SCAQを活用したセフルケア能力を高める支援の普及(出張講義など)」「セルフケア能力を高める看護支援技術に関する教育方法に関する調査」「学術集会での活動内容と成果の報告」について検討した。
第10回日本看護技術学会学術集会では、キーセッション「看護の技の新たな挑戦:セルフケア能力を高める技」で、これまでの活動内容と成果を報告した。
平成23年12月には、セルフケア能力を高める支援を普及するための出張講義を、神奈川県内の総合病院で実施した。

平成22年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H22年度) H22年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.学術集会交流セッションの企画・運営
2.平成22年10月開催の第9回学術集会において「グリセリン浣腸の有害事象について考える」と題して、交流セッションを企画し、安全なグリセリン浣腸の技術を確立・普及していくための情報交換を行う。
3.文献検索による情報の収集とともに、テキスト記載内容のエビデンスの有無に関する実証実験も行う。

平成22年10月開催の技術学会において「グリセリン浣腸の有害事象について考える」と題して、交流集会を企画した。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.会議(7月、9月、12月)、ネット会議(1月、3月、5月、8月、11月)
2.会員への調査
1) 移動動作に関する実態について会員を対象に調査する。
2) 調査した内容を整理し、より安全・安楽に移動するための看護援助の判断や工夫について調べる。
3.学術集会交流セッションの企画・運営平成22年10月開催の第9回学術集会において「移動動作の現状について」という交流セッションを企画し、移動動作の援助の判断や工夫について交流を深め、討議する。

平成22年6月移動動作に関する実態について会員を対象に調査を行い、集計する。
平成22年7月グループ会議で調査の集計と分析を行い、交流セッションに向けての検討を行った。
平成22年10月看護技術学会において「移動動作の現状について」という交流セッションを企画し、昨年度のKJ法の報告、調査報告、教科書での記述の報告を行った。
平成22年12月末、学会誌9巻3号の報告、十周年記念誌の原稿の検討をメール会議で行った。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

1.会議(3,5,7,9月:ネット会議、11,1,3月:聖路加看護大学もしくは群馬大学で会議)
2.「看護が扱うポジショニングの定義」に関する文献検討を投稿
3.クループ活動の成果(急性期から行うポジショニング班の重要性と技術の明確化)を投稿し、臨床看護師への認知を促す

5月発刊のインターナショナルナーシングレビュー臨時増刊号 146号(Vol.33,No.3)に、ポジショニング班(ポジショニング)班の活動成果の一部が掲載された。さらに「看護が扱うポジショニングの定義」に関する論文を技術学会誌に投稿した。現在、2論文を活動成果として投稿した。
また、学会ホームページに、ポジショニング班の活動成果がインターナショナルナーシングレビュー掲載された旨を掲載し、文献検討に用いた文献も本学会ホームページにアップした。

痛みのエビデンス
深井喜代子(岡山大学)
計2名

1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る
2.痛みの組織的評価
3.新しい疼痛ケア技術の開発を行う
4.第9回学術集会交流セッションで報告

平成22年10月交流セッションで報告した。

セルフケア能力評価
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
計5名

1.SCAQを使用した事例を分析し優れた看護実践について検討。
2.SCAQを使用するスタッフへの教育方法、SCAQの数値の管理及び患者へのフィードバックの方法について検討。
3.SCAQの使用を希望する施設への出張講義の実施。
4.第9回学術集会において交流セッションを企画し活動状況・成果を報告する。

平成22年3月23日、平成22年度の活動内容の検討、ナーシング・トゥ・ディ特集企画執筆について検討。
平成22年7月3日、ナーシング・トゥ・ディ9月号特集企画「SCAQを臨床で活用する意義と成果」と共同研究について(今後のスケジュールの確認、事例分析)の検討。
平成22年8月21日、熟練看護師のSCAQを使用した看護実践場面に同席したスタッフ5名の学びについて、インタビュー内容の分析、第9回学術集会において交流セッションを企画し活動状況・成果を報告した。
平成22年12月25日、研究活動の進捗状況、今後の活動の検討、第2回国際セルフケア学会の抄録内容と参加の検討、3月の出張講義の検討。
平成23年3月6日、出張講義予定(東京透析療法指導看護師の会)

平成21年度 技術研究成果検討委員会活動報告

グループ名 活動計画(H21年度) H21年度活動実績

浣腸(GE)
武田 利明(岩手県立大学)
計4名

1.学術集会交流セッションの企画・運営
2.平成21年9月開催の第8回学術集会において「グリセリン浣腸の有害事象について考える」と題して、交流セッションを企画し、安全なグリセリン浣腸の技術を確立・普及していくための情報交換を行う。
3.文献検索の報告を行う。

6月6日に会議を行い、グループ内に臨床看護師に入っていただき、GE実施後の我慢する時間の根拠や効果などについて提案があり、臨床での問題や工夫について検討した。我慢する時間の根拠については確かなデータがないことから実証実験を実施し、GEの作用は即効性で断続的な作用であることを明らかにした。また、メンバーの病院でGE後の有害事象の発生状況に関する前向き調査も実施し、有害事象回避のポイントの1つとして、GE時は肛門部を実際に確認することが抽出できた。これらの内容とある病院でのGEの実施状況に関する実態調査のデータについて8月28日に委員会を開催し検討するとともに、9月26日に開催した第8回学術集会の交流セッションで報告した。交流セッションの内容については、技術学会誌に公表する予定である。

移動動作評価
西田直子(京都学園大学)
計8名

1.文献検討
2.第8回学術集会交流セッションの企画・運営

7月22日に交流セッションでの発表内容の確認と安全な移動動作の評価について困難な点を出して、KJ法を用いたグループワークを行うことを確認した。
9月26日第8回学術集会交流セッションを企画し、4演題の報告とKJ法による討議を行った。(参加者約20名)
10月11日グループ委員3名でKJ法による討議内容を整理した。
11月27日検討した内容のまとめと移動動差の困難に関する調査の検討を行った。

ポジション管理
大久保暢子(聖路加国際大学)
(副)佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
計8名

1.「急性期から行うポジショニング班」に関する文献検討:各領域におけるポジショニングの定義、目的を検討。
2.グループでの会合を開き、「急性期から行うポジショニング班の重要性」をまとめる。
3.専門的看護技術としてポジショニング班の内容を検討し、明確化する。
4.技術学会誌に掲載し、ポジショニングの知識を臨床看護師に伝える。

3月24日、4月7日、5月20日、6月7日に会議を開催し、ポジショニング技術の領域ごとの内容違いを検討、さらに各領域におけるポジショニングの定義や目的についての確認、その重要性について検討行った。これらの成果を技術学会誌に掲載する予定である。さらに、10月1日、22日、11月16日には、ポジショニングを看護の技として実践している事例報告や研究論文をピックアップし、看護におけるポジショニングの重要性を明確化する予定である。その成果を急性期から行うポジショニングの技術に関する知識を臨床看護師に伝えるために、次年度以降に技術学会誌に掲載する計画である。

痛みのエビデンス
深井喜代子(岡山大学)
計2名

1.がん疼痛、他の持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る
2.痛みの組織的評価
3.新しい疼痛ケア技術の開発を行う
4.交流セッションで報告

1月16日に「テープ式鎮痛材」についてアルケアの研究開発部に研究報告と情報交換にいった。今後は臨床系の連携した報告が必要となる。
9月26日第8回学術集会交流セッションを企画し報告した。

セルフケア能力評価
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
計5名

1.平成20年度に募った人たちから、軽症脳卒中患者を対象とする施設に限定して、1年にわたり、データの提供。
2.分析して、優れた看護実践について検討。

3月16日、5月9日、8月19日、11月17日と会議を開催し、SCAQ使用手順書の活用方法及びSCAQを使用した事例について検討を行った。また、SCAQを使用するスタッフの教育について検討した。
9月27日第8回学術集会交流セッションで患者のセルフケア能力を高める優れた看護実践やSCAQを導入した施設の取り組みについて報告し、参加者とディスカッションを行った。