日本看護技術学会

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第10期理事長挨拶

 このたび、一般社団法人日本看護技術学会第10期理事長を拝命いたしました。歴代の理事長をはじめ、本学会の発展にご尽力くださった諸先輩方、そして学会活動を支えてくださっている会員の皆様に深く敬意を表するとともに、この重積を担う機会をいただきましたことに心より感謝申し上げます。
 日本看護技術学会は、看護技術の効果と根拠を科学的に明らかにすること、また、さらなる看護技術を開発し、その成果を社会へ還元することを使命として歩んでまいりました。看護技術は、患者・利用者の生命と生活を支える専門職としての看護の根幹であり、その価値を明らかにし、次世代へ継承していくことは、本学会の重要な役割です。
 現在、我が国は超少子高齢社会の進展や、医療・介護人材の不足、地域包括ケアシステムの深化など、大きな変化の中にあります。また、AIやDXをはじめとするデジタル技術の進展は、看護の実践、教育、研究に新たな可能性をもたらしています。しかし、どれほど社会や技術が変化しても、看護の本質は「人に寄り添い、その人らしい生活を支える」ことにあります。だからこそ、看護技術には、経験のみならず科学的根拠に基づきその価値を示し、次世代へ受け継ぐことができる学術的知見として発展させていくことが求められていると考えています。
 第10期では「看護技術の価値を見える化し、社会へつなぐ」ことを一つの柱として取り組んでまいります。看護実践現場での優れた実践を可視化し、その効果を検証し、教育へ反映するとともに、その成果を再び看護実践現場へ還元します。この循環をより強固なものにすることで、看護技術の質の向上と人材育成に貢献したいと考えています。
 第10期理事会では、多様な専門性を有する理事・委員の皆様と力を合わせ、若手研究者や臨床の看護職が参加しやすく、挑戦しやすい学会づくりを進めてまいります。そして、会員相互の交流を深めながら、看護技術の新たな価値を社会へ発信し続ける学会を目指します。
 今後とも、一般社団法人日本看護技術学会への変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


一般社団法人日本看護技術学会第10期理事長 篠崎 惠美子