日本看護技術学会

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理事長挨拶

 F.ナイチンゲール直筆の書体"Nursing Art and Science"による標題を頂いた日本看護技術学会誌が、本年度から第7巻が発行される予定です。本学会の名称を改めて紐解いてみると、Japanese Society of Nursing Art and Science(通称JSNAS)の示すとおり、看護の技術に真正面から向き合い、その技・智慧を探究すると共に、妥当性や客観性、臨床的な有効性を検証していこうという目標を掲げた学会であると確認できます。初代、2代目の川嶋理事長はじめ、この学会を結成された先輩理事の方々の看護技術に対する強い信念が伺えます。
 折しも、看護独自の介入法への関心の高まりとも相まって、この学会活動を通して、多くのみなさんにとっても、改めて「看護技術」への関心を深められ、臨床場面において欠かせない看護技術への視点の大切さ、技術を検証していくことが看護の質を向上させることにつながるという興味を強くされるようになったのではないでしょうか。この実感は、実は自分自身への問いでありますが、もし、ひとり一人の看護職が、一つ以上の得意技、関心技を持ち、こころを込めて温めていったとしたなら、遠くない未来の臨床に、大きな大~きな変化が現れるのではないかと、楽しい想像をしてみました。そこで大切なことは、研究と教育と臨床とがしっかりとリンクして、成果を現していくことではないかと思われます。
 事務局の総資産とも言える、これまで発行された学会誌やその他の貴重な資料の山を前に、3期目の責任と定めるべき仕事のポイントをどこに置くべきか、しばし考えました。やはり最も大切なことは会員の皆様方との連携を密にしながら、言う(提言)・調べる(検証)・試す(実践)により、手応えのある成果を出していくことでしょう。
 過去において、こんなことを調べた人がいるのだろうか?といった疑問を持ったときに、あきらめないで探していくと、必ず、そんなことを調べたり試したりしたことのある先輩がいるものです。ですから、みなさんと共に"あんなこと"と思わずに、これからも試し続けていきたいと思います。新体制の役員の皆様と共に、どうかよろしくお願い致します。 

 


小板橋喜久代