温罨法

グループ長  菱沼 典子(聖路加国際大学)
メンバー
矢野理香(北海道大学)
塚越みどり(横浜市立大学)
吉良いずみ(大分大学)
久賀久美子(北海道科学大学)
丸山朱美(北海道中央労災病院せき損センター)
加藤木真史(聖路加国際大学)
南山祥子(名寄市立大学)
秋山雅代(北海道科学大学)
野月千春(JCHO東京新宿メディカルセンター)
酒井礼子(JCHO東京新宿メディカルセンター)
加藤祥子(JCHO東京新宿メディカルセンター)
細野恵子(旭川大学)

活動目的

温罨法を看護技術として使うためのエビデンスの集積と、どのような健康課題に使えるか検討し、看護技術の発展と人々の健康の向上を目的とする。

 

活動計画と報告

  計画 活動報告
平成28年度
  1. 第14回学術集会の交流セッションで、Q&Aを検討し、便秘アセスメントガイドを追加して、HP上に公開する。
  1. 第14回学術集会の交流セッションでの「便秘症状の緩和のための温罨法Q&A V.2」の検討結果を踏まえ、V.3を作成し、本学会ホームページに、「便秘症状の緩和のための温罨法Q&A」を公開した。https://jsnas.jp/system/data/20160613221133_ybd1i.pdf
  2. 排便状況のアセスメントガイドの論文公表を待って、「便秘症状の緩和のための温罨法Q&A」に追加し、V.4としてHP上に公開する予定であった。排便状況のパターン分類に関するアセスメントガイドは本学会誌で公表できたが、その妥当性の検討を重ねた結果、更なる改善が必須であることがわかったため、その研究に取り組んでいる途中である。また、交流集会で出された高齢者の皮膚の課題に関し、研究を開始した。
平成27年度
「便秘症状緩和のための温罨法Q&A」を作成し、古くからある温罨法を改めて看護の技術として活用するための活動を行う。
  1. 「便秘症状緩和のための温罨法Q&A」のホームページでの公開
  2. 便秘のアセスメントガイドの検討
  3. 学術集会での交流セッションの開催
  1. 第13回学術集会の交流セッションで討議した結果を踏まえて、「便秘症状緩和のための温罨法Q&AV2」を作成した。
  2. 看護師が温罨法の適用を判断するための、排便状況のアセスメントツールに関し、これまでの研究成果を論文にまとめることによって、本Q&Aの充実をはかった。
  3. 第14回学術集会で交流セッションを開催し、「便秘症状緩和のための温罨法Q&AV2」を参加者と共に検討した。内容の過不足を追加・修正し、排便状況アセスメントツールの論文発表を待って追加し、ホームページで公開する予定である。
平成26年度
  1. 本学会で発表された研究を含めて文献レビューから、温罨法のメカニズム、方法、適用、禁忌等の「温罨法Q&A(案)」を作成する。
  2. 第13回学術集会の交流セッションで提案し、討議する。
  1. 文献検討の結果、解説すべき要素に、方法、安全性、作用機序、生体反応、臨床効果があることがわかり、それらからなる「便秘症状緩和のための温罨法Q&A Ver.1」を作成した。
  2. 第13回学術集会の交流セッションで「便秘症状緩和のための温罨法Q&A Ver.1」の作成過程を発表、Q&Aを配布し、グループワーク形式で、参加者からの意見を募った。
  3. 交流セッションで得られた意見を基に、現在Ver.2の作成に入っている。(研究は菱沼が主任研究者となっている科研で実施)