ポジション管理

グループ長 大久保暢子 (聖路加国際大学)
副グループ長 佐竹澄子(慈恵医科大学医学部看護学科)
メンバー
小林由実(神奈川県立保健科学大学)
佐々木杏子(神奈川県立保健科学大学)
安田みなみ(横浜市立大学病院)
鈴木和代(兵庫県大学大学院看護学研究科博士後期課程)
窪田静(愛媛県立医療技術大学保健科学部看護学科)

活動目的

急性期からポジション管理(ポジショニング)を行うことの必要性を問い、専門的看護技術としてポジショニングの検討、効果検証を行うことを目的とする。

活動計画と報告

  計画 報告
平成28年度
Ⅰ-1. 関門医療センター、聖路加国際病院、東邦大学医学部付属病院でのデータを分析し、公表(学会発表、論文投稿)する。
Ⅰ-2.研修会を行うことで、研究協力施設を増やすことが出来る。
Ⅰ-2.研究対象者数を増やし、医療費削減も含めた測定項目を設定し、研究データを収集することが出来る。
Ⅰ-3.平成30年の診療報酬・介護報酬の同時改訂についての仕組みを学び、平成30年申請の書類内容について検討することが出来る
Ⅰ-3.診療報酬の書類作成を行うため委員会メンバーや看保連との情報交換を持ち、申請内容の精錬と対策を検討する。
Ⅰ-4.背面開放座位の正しい知識と根拠、実践の普及を図るためにQ&Aハンドブックを作成し、配布及びホームページに掲載する。
  1. 現在、データ収集中がほぼ完了しており、分析に入っている。3月末で結果をまとめていく。
  2. 費用対効果を測定項目として介入研究できる施設を3施設確保した。現在、倫理審査委員会での承認を得て、定期的に会議を開催している。研究も開始し、対照群と実験群のデータ収集中である。
  3. 平成30年診療報酬・介護報酬同時改定への申請に際して、看護協会に技術評価提案書の1回目の提出をした。
  4. 背面開放座位Q&Aハンドブックを作成し、500部印刷を行った。会員や研究協力施設対象に配布し、ホームページにアップした。
平成27年度
本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、左記実施内容を達成していく計画である。
Ⅰ.「背面開放座位」に関する診療報酬申請のために以下の内容を行う。
1.研究チームで効果検証の研究(特に医療費削減の効果)を進めエビデンス集積を進める。
2.研究協力施設を多く募るために、各地で背面開放座位に関する研修会を行い、臨床看護師の協力を得る。
3.平成30年の診療報酬・介護報酬改定についての仕組みを理解し、申請するための課題と対策を挙げる。関係する研修会、会議に参加すること、理事会に随時、内容を報告し精錬させていくことで、診療報酬化への実現に尽力する。
 4.背面開放座位に関するQ&Aの冊子を作成し、会員への普及を図る。
活動成果として、
Ⅰ-1. 関門医療センター、聖路加国際病院、東邦大学医学部付属病院でのデータを分析し、関門医療センターのデータについて、学会発表及び論文投稿を行った。東邦大学と聖路加のデータについては、データ収集であり、継続していく方向である。
Ⅰ-2.1月23日に研修会を行い、参加者22名に知識と実技の提供を行った。参加者の内数名が研究協力者となり、背面開放座位Q&A作成に協力してくれることとなった。
また日本脳神経看護研究学会との合同会議を3回開催し、研究協力施設を増やすことが出来た。今後、これらの施設にて研究データを収集していく予定である。
Ⅰ-3.平成30年の診療報酬・介護報酬の同時改訂についての仕組みを学び、平成30年申請の書類内容や方略について学びを深めた。
Ⅰ-4. Q&A作成チームを編成し、作成のアウトラインを作成したため、それをもとに各自、準備を進めている。
平成26年度
本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、左記の活動目的を達成していく計画である。
Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化(昨年度からの継続)
1. 「看護職が行うポジショニングの技」を臨床現場で参加観察、インタビューし、質的研究を行い、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の言語化を行い、投稿する。
2. 今まで班が行ってきた文献検討、臨床研究を総括し、「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する。
Ⅱ.「背面開放座位」に関する診療報酬申請のために以下の内容を行う。
1. エビデンス集積のための研究チームを募り、研究を進めていく。
2.診療報酬申請の書類作成を行うと同時に、それに関係する研修会、会議に参加すること、理事会に随時、内容を報告し精錬させていくことで、診療報酬化への実現に尽力する。
Ⅰ.「看護職が行うポジショニングの技」に関する分析を進め、言語化を行った。
 現在、2論文に分けて投稿を検討しており、そのうち1論文が本学会誌に投稿中である。
Ⅱ.「背面開放座位療法」で診療報酬申請を行うために以下のことを行った。
1. 看護技術の診療報酬化のための支援をする「看保連平成26年度研究助成金」を取得した。
2. 平成26年度診療報酬改定に対して技術提案書の書類を「背面開放座位療法」で提出した。提出後、ヒヤリング、最終審査を経て、最終結果では「医学的有用性が十分でない」という理由から「脱落」となった。
3. 背面開放座位療法のエビデンス蓄積のため、3施設の急性期病院と共同研究を行い、データ収集を行った。現在、20例以上のデータが収集できている。
4. 第13回学術集会で、共同研究での結果を一般演題2演題「人工呼吸器装着中の急性期患者に対する背面開放座位の効果」、「人工呼吸器装着中の急性期患者に対する背面開放座位の安全性に対する検討」として発表した。
3月末、看保連平成26年度研究助成金成果報告書の提出、成果発表会で研究成果を公表予定である。
平成25年度

本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、上記の活動目的を達成していく計画である。

Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化(昨年度からの継続)

1.「看護職が行うポジショニングの技」を臨床現場で参加観察、インタビューし、質的研究を行い、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の言語化を行い、投稿する。

2.今まで班が行ってきた文献検討、臨床研究を総括し、「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する。

 

Ⅱ.「背面開放座位」に関する診療報酬申請のために以下の内容を行う。

1.エビデンス集積のための研究チームを募り、研究を進めていく。

診療報酬申請の書類作成を行うと同時に、それに関係する研修会、会議に参加すること、理事会に随時、内容を報告し精錬させていくことで、診療報酬化への実現に尽力する。

活動成果として、

Ⅰ-1. 卓越した臨床看護師のポジショニングの技について、参加観察、インタビューを行った。計19名の看護師にデータ収集、分析を終了し、現在、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の論文を作成中。

Ⅰ-2. 上記1の作業終了後、今まで班が行ってきた文献検討、臨床研究を総括し、「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する準備を行う。

Ⅱ-1.関門医療センター、東邦大学医学部付属病院にてエビデンス集積のためのデータ収集を行っている。現在、実験群10例、対照群5例を収集済み。来春には、実験群、対照群が各10例以上になる予定。

平成24年度

本年度は、ポジショニングについて2つの活動を行い、上記の活動目的を達成していく計画である。
Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化(昨年度からの継続)
1. 文献検討「看護職が行うポジショニングの定義-教科書・参考書の視点-」を明らかにしたため、それを踏まえ、看護のポジショニングとして秀でた論文を熟読し、更に看護職が行うポジショニングを分析する。
2.「看護職が行うポジショニングの技」を臨床現場で参加観察、インタビューし、質的研究を行い、「臨床看護師の卓越した技から見る専門的看護技術としてのポジションニング」の言語化を行う。
3.上記1、2により「看護職が行うポジショニング技術・技とは何か、その重要性」をまとめ、看護技術学会誌に投稿する準備を行う。

 

Ⅱ.腹臥位の効果検証を目的とした活動開始するためのメンバーの募集と研究計画を行う。
1.4月に研究グループへの参加の呼びかけを行い、会議の開催、研究デザインの話し合いを持つ。

活動成果として、以下2点を報告する。

Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化について

Ⅱ.背面開放座位の文献検討と研究データの集積について

Ⅱについては、診療報酬申請に伴い、当初、本年度予定していた「腹臥位の効果の集積」からテーマを変更しての活動となった。

 

Ⅰ.看護職が行うポジショニングの技の言語化について

1.『看護職が行う”ポジショニング”技術の技の言語化~脳神経系疾患患者を対象としたポジショニング技術に焦点を当てて~』の研究計画書を作成し、卓越した臨床看護師のポジショニングを参加観察、インタビューを行った。 2医療施設の臨床看護師計18名からのデータが収集出来、逐語録を作成し、現在は、カテゴリー化を進めている。本研究結果は、本学会誌に投稿予定である。

2.本学会のHPを見て臨床看護師1名(本学会員)がメンバーとして次年度から加わることになった。

 

Ⅱ.背面開放座位の文献検討と研究データの集積について

1.診療報酬申請に伴い、「背面開放座位」に関する文献検討を行った。

2.「背面開放座位」のエビデンス集積のために新たな研究グループの募集を行った。現在、呼吸器合併症予防の視点からのデータ集積として、ICU病棟に勤務する理学療法士グループが研究協力者となった。
平成23年度 1. 「看護が扱うポジショニングの定義」に関する文献検討の成果を日本看護技術学会誌に投稿し、班活動の成果として掲載していく。
2.専門的看護技術としてポジション管理の内容を秀でた文献の中から抽出し明確化する 。
3. グループでの会合を開き、「急性期から行うポジション管理の重要性」を上記1,2の成果を踏まえてまとめる。
4.上記2,3の成果を技術学会誌に掲載し、ポジショニングの知識を臨床看護師に伝える。

1.日本看護技術学会誌(第10巻1号):「看護における「ポジショニング」の定義について―文献検討の結果から―」を掲載。

2.日本看護技術学会誌(10巻2号):「看護における「ポジショニング」の定義の検討 第2報~看護実践報告の文献検討の結果から~」を掲載。

3.『看護職が行う”ポジショニング”技術の技の言語化~脳神経系疾患患者を対象としたポジショニング技術に焦点を当てて~』の研究計画初を作成し、卓越した臨床看護師のポジショニングを参加観察、インタビューする計画を立てた。聖路加看護大学倫理審査委員会に提出、承認を得た後、2医療施設でデータを収集した。データ収集数は18名。4月以降に他1医療施設でデータ収集予定である。現在は、収集したデータの逐語録作成、カテゴリー化を進めている。

4.本学会のHPを見て臨床看護師1名(本学会員)がメンバーとして次年度から加わることになった。

5.日本看護技術学会誌に投稿予定であるポジショニングの関する報告第3報の原稿を執筆中である。
平成22年度 1.会議(3,5,7,9月:ネット会議、11,1,3月:聖路加看護大学もしくは群馬大学で会議)
2.「看護が扱うポジショニングの定義」に関する文献検討を投稿
3.クループ活動の成果(急性期から行うポジション管理の重要性と技術の明確化)を投稿し、臨床看護師への認知を促す
5月発刊のインターナショナルナーシングレビュー臨時増刊号 146号(Vol.33,No.3)に、ポジション管理(ポジショニング)班の活動成果の一部が掲載された。さらに「看護が扱うポジショニングの定義」に関する論文を技術学会誌に投稿した。現在、2論文を活動成果として投稿した。
また、学会ホームページに、ポジショニング班の活動成果がインターナショナルナーシングレビュー掲載された旨を掲載し、文献検討に用いた文献も本学会ホームページにアップした。
平成21年度 1.「急性期から行うポジション管理」に関する文献検討:各領域におけるポジショニングの定義、目的を検討。
2.グループでの会合を開き、「急性期から行うポジション管理の重要性」をまとめる。
3.専門的看護技術としてポジション管理の内容を検討し、明確化する。
4.技術学会誌に掲載し、ポジショニングの知識を臨床看護師に伝える。
3月24日、4月7日、5月20日、6月7日に会議を開催し、ポジショニング技術の領域ごとの内容違いを検討、さらに各領域におけるポジショニングの定義や目的についての確認、その重要性について検討行った。これらの成果を技術学会誌に掲載する予定である。さらに、10月1日、22日、11月16日には、ポジショニングを看護の技として実践している事例報告や研究論文をピックアップし、看護におけるポジショニングの重要性を明確化する予定である。その成果を急性期から行うポジショニングの技術に関する知識を臨床看護師に伝えるために、次年度以降に技術学会誌に掲載する計画である。