日本看護技術学会

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第16回学術集会 シンポジウム の内容を掲載しました

会員の皆さま

編集委員会

 学会誌がオンライン化されましたため,学術集会における特別講演の内容をお伝えする場所が無くなってしまいました。理事長と相談しました結果,「特別講演の内容など,従来学会誌に掲載していたものは,学術集会に参加されなかった会員の皆さまにも伝えた方が良い」との判断から、ウェブに掲載することになりました。準備が整い次第,掲載して参ります。


 

■シンポジウム

「地域と病院をつなぐ看護のわざ」

   (Nursing skills that connect the region and hospital )

演者 三田由美子 先生(聖マリアンナ医科大学病院)

   小西 智子 先生(三篠会重症児・者福祉医療施設ソレイユ川崎)

   今井 早良 先生(日本赤十字社医療センター)

   内川 由香 先生(JCHO東京新宿メディカルセンター)

   伊藤 加奈 先生(株式会社ケアーズ白十字訪問看護ステーション)

 

趣 旨

 少子高齢化多死社会を迎え、地域包括ケアの実現に向けて、病院と地域の間で、どのようにケアの継続を図っているかが重要な課題となっている。住み慣れた我が家で最後までその人らしく生きることをめざし、地域に住む人々の健康と生活を守るために、病院と地域を繋ぐための看護の力は必要である。

 今回は、看護のわざやアートの探求という観点から、病院と地域を繋ぐために、さまざまな取り組みを行っている看護職の実践を共有し、地域と病院を繋げるための新たな方向性を参加者の皆さんと共に探っていく。

 そしてつなぐ・つながるという、連携の実態を共有するために、病院と地域、双方向からの意見交換をしながら実践課題を探求し、今後の発展につなげていく。

 

内 容

Ⅰ.地域と病院をつなぐ看護のわざ-聖マリアンナ医科大学病院での取り組み

報告者:①聖マリアンナ医科大学病院

      感染管理認定看護師  三田 由美子 先生

  地域と病院をつなぐ看護のわざ-重症心身障害児(者)施設での感染管理認定看護師の活動について

    ②三篠会重症児・者福祉医療施設ソレイユ川崎

                 小西 智子 先生

 聖マリアンナ医科大学病院では、専門、認定チームの活動の中の慢性領域のチームが地域の施設向けに知識の普及・質向上を目的に講義等の活動を実施している。今回報告する看護師は施設に出向き、講義やマニュアルの見直し、現場の感染ラウンドと改善点への助言、感染遵守チェックなどの評価等を行い施設の職員と共に組織風土の改善や感染予防体制の強化にかかわっている。講義という一方向の方法だけでなく、施設のニーズを聞きながら協働しているスタイルをとっている。その取り組みを双方から報告した。

 

Ⅱ.腹膜透析患者を地域と共に支える看護のわざ~基幹病院から地域へつなぐ連携拡大の仕組みと看護のわざAging in Placeの実現を目指して~

報告者:①日本赤十字医療センター

      透析看護認定看護師 今井 早良 先生

 日本赤十字社医療センターでは、腎医療の外来部門で、通常の診療だけでなく、多職種による面談やカウンセリング、腎臓病教室、ピアラーニング、運動療法など、さまざまなプログラムを準備し、患者の個別性を尊重したケアサービスを提供している。今回は患者一人ひとりの生活を支えるための多職種チームでの外来システムにおける看護の役割、わざを報告した。

 また、これらの仕組みやサービスを社会に広げ、地域の腎医療のレベル向上に貢献するため、短期の看護師研修プログラムを作り、積極的に研修受け入れを行い、地域連携にも繋げている。

 

Ⅲ.生きることを支える摂食、嚥下のわざ

報告者:①JCHO東京新宿メディカルセンター

      摂食・嚥下障害看護認定看護師 内川 由香 先生

    ②株式会社ケアーズ白十字訪問看護ステーション

                     伊藤 加奈 先生

 JCHO東京新宿メディカルセンターでは、地域包括ケア病棟において摂食嚥下障害で経口摂取が難渋する患者に対して、退院後も安全かつ美味しく経口摂取を維持できるような看護を提供している。誤嚥性肺炎による入退院を繰り返さず、できる限り住み慣れた地域で生活ができるためには、退院後も継続して患者の食支援を行う必要がある。そのためには家族、訪問看護師、介護職員に対し食支援技術というケアのバトンを渡すことが重要となる。H28年度の診療報酬改定で退院後訪問指導加算580点が付いたことを契機に病院から積極的に地域にでて、ケアの技を伝えることが容易になった。今回報告する事例は現在も再入院をせずに自宅で生活しながら療養している。この取り組みの成果を双方の立場から報告された。