21世紀を迎えた今日、少子高齢社会にあって、看護を必要とする人々は増加し、適切な看護を責任もって提供していく看護職の責務が問われています。今日まで看護は、細かい観察と多くの工夫を重ね、人々の健康生活に貢献してきました。
そこで、営々と積み重ねてきた看護技術について、その効果と根拠を明確に示すことが求められます。インフォームド・コンセントの時代、看護の提供にあたっても、その目的、内容、効果等に関して説明する義務と責任があります。今、看護職者らが行っている様々な技術について、その効果とメカニズムを科学的手法を用いて明らかにすること、また、経験的知識を発掘してその根拠を探索すること等により、さらなる看護技術の開発を目指して、本学会を設立致しました。
これらの研究活動を通して看護学の学術の発展に寄与すると共に、看護実践の向上に貢献することを目的としています。
看護技術に関する研究発表や実践報告を主とした、学会員の相互交流の機会として、学術集会を年1回開催します。
学会員による編集委員会を置き、学会員が研究成果を発表する「日本看護技術学会誌」を年2回以上発行します。学会員相互の研鑽のために、査読制度を設けます。
看護技術の研究は、臨床家と研究者の共同研究が必要です。本学会では、同じテーマに関心のある会員が、共に研究していくための研究グループを作っていきます。
学会に理事会、評議員会を設け、年1回総会を開催し、会員総意による運営をします。
本会は、日本学術会議協力学術研究団体として指定されています(平成27年7月24日付)。